2005年04月03日

はじめまして!

皆さん、こんにちは。お花見の季節ですね。現時点ではまだHP正式アップしていません。でも、このさくらがキレイな季節は、木々が沈黙から目覚める時期。晩秋から落葉してシンプルになったうるしの木も刻一刻と、動き出します。その様子をお知らせしたいと思います!
posted by sawako miyazaki at 12:13| 日記

2005年04月05日

いよいよ芽吹きのシーズンです

今日は、工房の木工場の掃除をしました。とてもとても良いお天気です。さて、我が工房は山にも大きな畑がありますが、工房の隣にもささやかな畑を作っています。ここではいろいろなタイプやうるし幼木がすくすくと育っています。この子たちはみんな、年齢も出身も種類もさまざまなのです… (*^ ^*)。「あら、うるしの木ってそんなにバリエーションがあるの?」とお思いの皆さんへ。まっ先にこの子を紹介したいと思います!
 浄法寺産の実生のうるしの木です。この子は、うちに来た時は小さな小さな“タネ”でした。松本和明が2000年に岩手県から持ち帰ったのです。うるしのタネは発芽させるのに特殊な技術が必要で、自然発芽はほとんどしません。発芽したたくさんの兄弟の中で、この子だけが残りました。最初は、小指ほどのいたいけな苗で(雑草と一緒に踏んでしまいそうなくらい)初年度は、香川県特有の少雨だったので一時は「もうダメかも…」と思ったことも。でも、そんな苦境を乗り越えて4年目を迎えた今、こんなにたくましく成長しました。
“タネ”生まれのせいか、東北出身のせいか… 芽吹きはちょっと遅め。(落葉したうるしの木ってこんな感じです)

4/5うるしの芽
posted by sawako miyazaki at 21:57| 日記

2005年04月06日

タラの芽ではありません…!

4/6新芽

先月、お嫁入りした苗を紹介します。徳島県からやってきた“阿波うるし”の苗です! この子は、徳島県三好郡山城町という山村からやってきました。(秘境・祖谷や大危歩小危歩の近くです) 育ての親は、そこに住んでいる東官平さん。東さんは四国最後の漆樹液産地を守る漆掻き職人で、活動にいろいろ協力してくれます。この子は“タネ”育ちではなく、親木の根っこを分けて発芽しました。いわば親木のクローンです。優秀な成績を持つ(つまり、いいうるしがいっぱい出る)選ばれた親木の性質をそのまま受け継いだエリート君たちなのです。この子は工房の畑のある、香川県の広い山の畑に移植されるまで、しばらくこの工房隣の小さな畑で待機… (*^ ^*)。 将来がとっても楽しみです。
posted by sawako miyazaki at 20:30| 日記

2005年04月08日

下草刈りの作業

4/8下草刈り
今年は、地元香川県で漆掻きをする予定。その最初の下準備として“下草刈り”という作業を行いました。うるしの木の植えているところはしばらく人が出入りしてないため、たいがい草ぼうぼう密林のようになっていたります。この環境をよくするのが“下草刈り”。ここはもとミカン畑で、枯れた木もそのまま、そのうえにツタ類が乗っていたりとすごかったので、カマ、ナタ、草刈り機、チェーンソーなど総動員です!
このしばらく人気のなかった山の畑には、いろんな別の主が育っていました。いっぱい咲いた野いちごの白い花、小さな実を付けたビワの木、ひょっこり出ているみずみずしいイタドリ。びっくりするほど大きなゼンマイ、そこかしこの葉に掴まっている鮮やかな小さなケムシ君。このケムシ君たちは、刈られた葉っぱと一緒に落っこちてきょとんとしてたけど、すぐ違う草に乗り換えてお食事していました。写真は、作業にいそしむ松本和明です。背景は瀬戸内海です。作業が終わりに近付くと、うんと海が近くに見えました。
posted by sawako miyazaki at 23:57| 日記

2005年04月09日

土佐うるしも無事芽が出てきました。

4/9土佐漆の芽

これはうちの秘蔵っ子?高知県から探してきた“土佐うるし”です。まだ小さいので心配でしたが、今年も無事、新芽が出てホっとしました(*^ ^*)。この子を見つけるのに、いったいどれだけたくさんの人が協力してくれたことでしょうか…。今年はどのくらい大きくなるかな? 
posted by sawako miyazaki at 21:49| 日記

2005年04月11日

一瞬だけ赤いうるしの葉…

4/11赤い芽

ちょっと開きかけの葉っぱを紹介します。この子は阿波うるしの木で、ここでは一番の年長さんです。このように、うるしの新芽はみずみずしいキレイな赤です。もう少し成長するとすぐ透けるようなグリーンになります。春の青空に不思議なムードで映えるので、ご紹介しました。
posted by sawako miyazaki at 21:05| 日記

2005年04月21日

うるしの花のつぼみ

4/21

そっけなかったうるしの枝に新緑の葉が増えて、だんだん“木”らしくなってきました。うるしの枝は本当にそっけない棒のようで、年齢を重ねるごとに又が増えていくというシカの角を思わせます。これから早潮のような生命力で一気に葉が生い茂っていくのです。静かな木の、すさまじいエネルギーを感じる瞬間です。

4/21
今日、お見せしたいのは“つぼみ”。うるしの木だって、ささやかなかわいらしい花が咲くのです。新葉の中心に出ている、ちいさな葡萄のようなグリーンのつぶつぶがそうです。また、お花が咲いたらお知らせします。
posted by sawako miyazaki at 23:21| 日記

2005年04月26日

さようなら

4/26にん

工房のアイドルだったネコのにぃー(愛称にんたろう)が、急な事故で亡くなってしまいました。にぃーはどこか犬のような雰囲気の不思議なネコ。彼のエピソードは尽きないのですが、にぃーは究極の癒しのおネコで、私の体調がよくない時はずっと枕元で見守ってくれました。苦しかったりした時も辛い時も、彼の大きな深々とした胸に顔をうずめて鼓動やあたたかさを感じると、一時しのぎとは知りつつも苦しみが和らぐような気がしたものです。
広く、深く、どこまでも受け入れて、許してくれる存在… にぃーは1匹の平凡なネコだったけど、彼のおかげでどんなに助けられたでしょうか。
ここのうるし畑で、セミやカエルを追いかけたり、お遊びで作ったあげたうるし木の杭に登ったり、いっぱい遊んだね。にぃーは、浄法寺うるしの木の根元に入り、自然に還りました。さようなら、にぃー。
posted by sawako miyazaki at 23:57| 日記

2005年04月29日

高松市のうるし畑の様子

4/29五色台

ここは高松市の五色台という山。瀬戸内海に面したもとみかん畑です。ここに3年前の春から、うるしの植え付けを始めました。善通寺市の工房横の小さな畑は、観察用兼実験用にうるしの木を植えていますが、こちらの畑は、本格的な樹液採取用に計画を進めているところです。こちらの畑も、久しぶりにのぞくと、順調に春めいてきていました。
昨年は、各地に多大な影響をもたらした台風が、この地にも爪あとを残していきました。畑の上で小さな土砂くずれがあったのです。それで一部の木が倒れてしまいましたが… 冬の時期は去り、また山に力が戻ってきました。
posted by sawako miyazaki at 22:01| 日記

2005年04月30日

失ったもの

にぃーが亡くなって数日経ちました。ふだん満ちていた器の底に穴が開き、するする中身が抜け落ちたような気持ちです。
こんな時はふだん考えないようなテーマ… 生と死、死と再生、出会いと別れ、偶発か必然か分からぬ個々の運命、といった人類普遍の思考の輪にどうしても落ちこんでしまい、私の小さな頭脳は抜けられなくなってしまいます。
メディアはJR脱線事故その他のニュースで持ちきりです。「行ってきます」と元気に家を出て生きて帰らなかった子、その日たまたま忘れ物をして思わぬ命拾いをした人、終の住処を失った人…。平凡な日常が突然非日常になる様子がなまなましく飛び込んできます。

にぃーはすぐ亡骸が見つかりましたが、行方知れずのままならどんなに心残りなことでしょう。失ったものが猫でなく、まして自分で産み育てた我が子なら自分の魂を売ってでも戻ってほしいと願うでしょう。
そして、表面的には平和で豊かでいわゆる「人権」が通用する社会だからこそ、ひとりひとりの運命が愛惜の情を持って見つめられる時代だが、この社会がつくられるまで… さまざまな苦悩や混乱を経ていた世代の人々の、人生模様はいかばかりだったでしょう。我が子を戦地に送り遺骨のひとかけらも戻らなかった人、浮き世の不条理に翻弄され声もなく人生を終えた大勢の人…。そんな祖先の声なき想いのしみ込んだ土壌に生きる私も、いつかその仲間に加わるのでしょう。

一匹の猫が、誰もが絶対避けられない運命…
私の身のうえにも必ず何度も訪れるであろう“死”と“別れ”。この存在をはっきりとなまなましく目の前に突き付けてくれました。突然訪れるその瞬間、一個人として厳粛に受け止め、耐え抜き、時には戦うことができるようにしたい。そう思いました。
posted by sawako miyazaki at 23:00| 日記

2005年05月02日

土佐うるしがこんなに大きくなりました。

5/2

4/9にアップした土佐うるし苗が、青々と葉が生い茂りました。
その頃は、周囲の雑草に埋もれんばかりの頼り無さだったのに…順調な育ちぶりです。
posted by sawako miyazaki at 23:00| 日記

2005年05月14日

うるしの花が咲きました!

5/14うるしの花

さて、4月21日にご紹介しましたうるしの“つぼみ”ですが、白くてかわいい花が咲きました。控えめな静かな花なのですが、とてもいとおしく感じます。やがて実になりますのでお楽しみに。
posted by sawako miyazaki at 21:00| 日記

2005年05月17日

あたらしい家族

5/17子ネコのむぎ

子ネコ“むぎ”がやってきました。亡くなったにぃーの妹ネコの“おゆるし”が出たので、家族として迎え入れることになりました。元気いっぱいに遊び、食べ、眠る“むぎ”は、ぐんぐん育っています。

posted by sawako miyazaki at 22:15| 日記

2005年05月19日

浄法寺うるしの花が咲き始めました。

5/19うるしの花

先日の花は阿波うるしの花です。そして、昨日あたりから浄法寺産の木もやっと花が咲き始めました。阿波(徳島)うるしにくらべると、浄法寺(岩手)うるしの方は、もっと主張しないやさしい花です。
posted by sawako miyazaki at 21:00| 日記

2005年05月28日

うるしの花が実になりました!

5/28漆の実


5月14日
にお伝えした、阿波うるしの花がかわいい緑の実になりました。工房の木では初めて。木がある程度大きくなったからか、昨年台風が多くて木も危機感を感じたのか…!?(笑) 本当は、未熟のぶどうのようにびっしり実るのですが、ちょっとまばらです。「花粉を運ぶハチ類が今年は少なかったのでは…」と松本の見解です。
posted by sawako miyazaki at 22:01| 日記

2005年06月01日

義父との別れ

覚悟していた日が突然、やってきました。
松本の父・松本忠義が早朝に亡くなりました。享年62才、脳腫瘍でした。
posted by sawako miyazaki at 22:01| 日記

2005年06月02日

葬 儀

小雨の翌日、クリスチャンだった義父の葬儀が行われました。義父の顔は長患いには見えず、若々しく端正でした。

恥ずかしいことに私は、荼毘にふされた義父の遺骨を見る気力がなく、途中で席を外してしまいました。
優れた塗師でありそして農夫だった義父は、あまりにも松本と近しかったので、私は彼の骨を見るような気がしてたまらなくなったのです。
posted by sawako miyazaki at 22:29| 日記

2005年06月05日

“この葉だより”がやっと正式公開できます。

うるしのは

木野珂南さんが、忙し〜い中、ちくちくと作ってくれていたこの“この葉だより”。やっと全体がまとまりました。珂南さん、ありがとう〜!!

これからは検索に入るようにして、興味のある人にもっと、ウルシノキのことを知ってもらおうと思います。
(写真はうるしの新芽。かわいくてお気に入りのショットです。)
posted by sawako miyazaki at 21:00| 日記

2005年06月08日

大 地

ネコとの留守番の日が、しばらく続いています…。

ふと時間があいた時、
どうしても、先日亡くなった義父のことが頭をよぎってしまいます。
義父・松本忠義は、パール・バックの「大地」の主人公の農夫、“王龍”のようだと松本と話しあったことがありました。小柄で物静かだけど屈強な体と生命力の持ち主で、病で脳をとことん蝕まれても肉体から魂がなかなか去りませんでした。医者の宣告した余命の倍の時間を生き抜きました。

松本に「自分の親が死ぬと辛くないの」と率直に聞いたことがあります。正直、不思議だったからです。
松本は「自分はおやじのしてきた仕事が全て理解できるし、有形無形の“財産”をすべてもらっている。だから悲しくはない」と答えました。
posted by sawako miyazaki at 23:11| 日記

2005年06月09日

最近の“むぎ”

黒とむぎわら色のひとみと毛並みの子ネコ、“むぎ”が我が家にやってきて、今日で1ヵ月。てのひらに包むようにして連れてきた子が、こんなに大きくやんちゃになりました。

死んだにぃーの妹である“ミルミル”にむりやり遊んでもらってます。“ミルミル”は、最初“むぎ”に会った時はシャー!!と怒っていました。
最近は、一緒に遊んでくれるようになって、大助かりです。

ミルとむぎ
posted by sawako miyazaki at 23:11| 日記